アイスコーヒーの豆の量に関して

そろそろアイスコーヒーが飲みたい時期になったので、

だいぶ前に検証した結果をまとめておきたいと思う。

アイスコーヒー好きの人の参考になれば嬉しいです。

検証したのは、

お湯でドリップしたコーヒーと、水出しコーヒーのどちらをアイスコーヒーにしたほうが

がコスパに優れているか?

検証で使用したグラスは330cc。

このグラスにめいっぱい氷を詰めると160gの氷が入った。

そのグラスを満たすために必要になったアイスコーヒーの原液(原液ではないが、以下原液と表現する)は130cc。

この130ccのアイスコーヒーの原液は、氷で薄まる分、通常のホットコーヒー抽出よりも濃く抽出。

ペーパードリップで試したところ、130ccの原液を作るために適した豆は極細挽きで20.8g。

この半端な数値は、ホットコーヒーを淹れる際の豆量の1.1倍、1.2倍、1.3倍、1.4倍と試していった結果得られた数値なので、

端数が出た。

豆量の基準値は、ホットコーヒーの標準カップ・およそ130ccの仕上げに対して16gとして計算を進める。

(この基準値を使うと、250-260cc程度の2杯分をドリップする場合に、およそ1.6倍の25.6gが適正と思われる)

氷で薄まる分を予測して良さそうだったコーヒーの濃さは、ホット時使用の1.3倍の豆量、20.8gだったというわけである。

一方、水出し珈琲はどうかと言うと、140gの豆を使って1,000ccの仕上げ。これをそのまま氷で割ると、濃すぎるため、

水で希釈したものをアイスコーヒーの原液とする。

水出し珈琲の魅力を存分に味わうには、原液でも良いのであるが、

ペーバードリップした原液に近づけるには、およそ2倍の希釈が必要だった。

以上のことから、コスパを計算すると、

お湯によるハンドドリップ抽出

20.8gの豆→130cc

水出し抽出

140gの豆→2,000cc

つまり、水出しのほうが味も良く、半分以下の豆量で良いという結果である。

安くて美味いアイスコーヒーが飲める水出し珈琲は最高!

そろそろ、うちも水出しを再開しよう。


焙煎狂高山珈琲院研究所

Baisenkyo Takayama Caffeine Lab

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